サカズキの軌跡

思い出日記

2014/02/05

待たせたな!!









帰りのバスの話






いつも通り帰りのバスに乗りました

そのバスは学生やら会社帰りやらでとても混んでいて

当然私は座れずに立っていたのです


すると途中のバス停から杖をついたおばあちゃんがのってきました

キョロキョロ周りを見渡すおばあちゃん
しかし席はどこも空いていないです

動き出すバス、その振動でおばあちゃんがフラッとしました




これはいかんと私は思い周りも見渡すと
優先席に音楽を聞きながらドカッと座っている学生を発見!!


その学生はおばあちゃんの存在に気が付いているはずなのにまさかのシカト

見て見ぬ振りをしていました








その時私の中で何かが弾けました



「みえてるよね!?席譲ってあげてくれないかな?」

気がついたら私がこう言っていた

学生は一瞬びっくりしてこちらを見ましたが知らんふり

あからさまな態度に怒りがこみ上げてくる私、だけど冷静に

「頼むからさ、席あけてあげてくれないかな」

今度は見向きもしない学生


「若いんだからたってなさいよ」

私の後ろで立っていたOL風の女性が入ってきた


「うるせー!」

学生がついに口を開きました




これは久しぶりに口論になるなぁ、と思ったその時

状況を見ていたであろう運転手が
「優先席では席をお譲りください」
とアナウンスしました


頭にきたのか学生は何も言わず次のバス停で降りていきました



「ありがとう」
とおばあちゃんが言ってくれました






私が言いたいのは私が勇敢に立ち向かったという話ではありません



おばあちゃんからしてみればいらないお世話だっかもしれないし、学生からしてみては面白いはずもありません

だけど我慢できなかったんですよねぇ

今思うと
あの時、もし何も言わずにしていて、おばあちゃんが怪我でもしたら私は自分の事が更に嫌いになったでしょう

だったらふるいにかけて考えると
1、学生に嫌われてでも席をおばあちゃんに渡す

2、何も言わないでいておばあちゃんが怪我をするのを待つ

になります


私は絶対に1をとります

後悔だけはしたくはありません




でもこんな事ができる様になるなんて我ながらビックリです

基本平和主義の私はトラブルのありそうな事には近づかない、関わらない、作らないの考えでした


だから本当に驚いたんです自分に




今頃あの学生は私の事を恨んでたり悪口いってるでしょう

でも反対におばあちゃんは今日も無事に1日を終えたはず



おばあちゃんが無事なら私は憎まれ役にでもなりますよ






長くなりましたが私の言いたいことは、私の行動が正しかったのか悪かったのかはわからないですが、何もしないで後悔するよりも何かをしてから後悔する方がいいよねって事

あ、ちなみに後悔はしてませんよ



迷った時は一歩進んでみるのも良いかもね





なんからしくない事かいちゃったなぁ







ほんじゃまったなー(* ̄▽ ̄)ノ~~